2013 Fiscal Year Annual Research Report
グルコースによる時計遺伝子発現調節機構に注目した代謝異常症候群予防法の開発
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22590973
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
飯塚 勝美 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (40431712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀川 幸男 岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (10323370)
武田 純 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40270855)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ChREBP / 概日リズム / LRH-1 / SHP / 活動量 / 摂餌量 |
Research Abstract |
昨年までの検討でChREBPと時計関連遺伝子との間に機能連関があることを明らかにした。そこで、平成25年度は生体におけるChREBPの概日リズムに対する効果を検証した。マウスはヒトと異なり、夜間に活動し、給餌を行なう。そこで平成25年度は、活動量、摂餌量、酸素消費量などの生理学的なパラメーターを測定し、ChREBPの遺伝子欠損による概日リズム(行動異常)の異常の有無を検索した。まず、それに先立って、実験系がワークしていることを確認する目的でLRH-1ヘテロノックアウトマウスを用いて、以下の実験を行なった。LRH-1は概日リズム調節に関与するSHPと機能連関することから、LRH-1のヘテロノックアウトマウスを用いて、活動量などの生理学的パラメーターの測定系の検証を行なった。同マウスは通常食及び高脂肪食で野生型マウスに比べ軽度の肥満(体重増加)を来たしたが、耐糖能異常、インスリン感受性、脂質代謝異常については両群で差が見られなかった。さらには活動量や酸素消費量には異常が見られなかった。同時におこなったob/obマウスの実験でも既報と同様の結果が得られ、生理学的パラメーターの測定はきちんと行なわれていると考えられた。それらをふまえて、ChREBPノックアウトマウスを用いて、活動量および摂餌量などの測定をおこなったが、両者には明らかな差を認めなかった。上記の結果からは生理学的パラメーターに対するChREBPの寄与は正常状態では少ないと考えられる。上記を考えると、ChREBPの概日リズムに対する関与は代謝的パラメーターに限局されると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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