2011 Fiscal Year Annual Research Report
血液透析患者における脂質異常症に対するスタチンのアポ蛋白代謝改善効果の解明
Project/Area Number |
22591002
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
池脇 克則 防衛医科大学校, 医学教育部・医学科専門課程, 教授 (40287199)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
綾織 誠人 防衛医科大学校, 病院, 助教 (70532464)
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Keywords | 安定同位体 / アポ蛋白B / 血液透析 / トレーサー / スタチン |
Research Abstract |
我々は先行研究にて、HD患者でのアポ蛋白B含有リポ蛋白代謝異常を明らかにし報告した(Ikewaki K,et al Arterioscler Thromb.Vasc.Biol.25:2615-22,2005)。本研究では、LDL異化障害に対して、高LDL血症に対して汎用されるスタチンの効果を検証するものである。そのために、HD患者のアポ蛋白B代謝異常に対する代謝改善効果を検証するため、アトロバスタチン10mgを3ヶ月間投与しその前後で安定同位体を使ったトレーサー検査を実施した。トレーサーは、アポ蛋白代謝実験用に2H3-leucine 10mg/kg、VLDL TG代謝実験用に2H5-glycerol 3mg/kgを同時に静注した。血漿分離後、超遠心法でリポ蛋白を分画した。以下に代謝パラメーターを示す。 [table] 今後、さらに症例を蓄積し、代謝経路について詳細に検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
透析患者の研究へのリクルートはスムーズで現時点で一部の解析からは統計学的に有意な結果が得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの症例のデータの詳細を解析し、除外される可能性がないか検討する。念のためさらに数名程度の患者のリクルートを行い、この研究を完結したい。
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Research Products
(7 results)