2012 Fiscal Year Annual Research Report
p57KIP2遺伝子のメチル化を指標とした悪性リンパ腫の予後予測モデルの開発
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22591055
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Research Institution | 独立行政法人国立病院機構(名古屋医療センター臨床研究センター) |
Principal Investigator |
永井 宏和 独立行政法人国立病院機構(名古屋医療センター臨床研究センター), その他部局等, その他 (30360811)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 癌 / 悪性リンパ腫 / 予後因子 / p57KIP2 |
Research Abstract |
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)の予後予測には種々の臨床的因子が用いられる。しかし、汎用性があるバイオマーカー検査は確立されていない。候補がん抑制遺伝子であるp57KIP2遺伝子はDLBCLにおいてDNAメチル化が認められており、その発現が抑制されている。このメチル化はDLBCLにおいて高頻度に認められることが示されており、病態との関連が示唆されている。また、血清DNAの解析においてもp57kIP2遺伝子のメチル化は検出可能である。当研究はDLBCL患者の血清DNA中のp57KIP2遺伝子のメチル化検出の臨床的有用性を検証する事を目的としている。p57KIP2遺伝子のメチル化はDLBCL症例の約80%に認められることが明らかになった。リンパ腫病変でのメチル化検出症例では血清においてもメチル化が認められる傾向が示された。これらはreal-time PCRにて定量可能であることが明らかになった。上記の研究を検証し、「DLBCLの寛解導入療法における治療効果と血清p57KIP2遺伝子メチル化DNA量の減少・消失の相関関係」および「治療後の経過観察期における血清p57KIP2遺伝子メチル化DNAの再出現・増加と再発との相関関係」を検討するため臨床試験を計画している。血清DNAにおけるp57KIP2遺伝子のメチル化はDLBCLの汎用性の高いバイオマーカーとなる可能性があると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)