2012 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝子改変マウスによる宿主免疫調節候補分子の解析:免疫機構の人為的操作を目指して
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22591062
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
織谷 健司 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70324762)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金倉 譲 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20177489)
江副 幸子 大阪大学, 医学部附属病院, その他 (90379173)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 免疫 / 炎症 / リンパ球 / マクロファージ / OSF-5 / STAP-2 |
Research Abstract |
リンパ球産生制御候補分子Proliferin, OSF-1 (Pleiotrophin), OSF-5 (Adipocyte enhancer binding protein)を過剰発現するノックインキメラマウスを作製・解析した結果、OSF-5過剰発現マウスのみ、骨髄・脾臓・末梢血中のBリンパ球の減少を認め、特にpre-B細胞以降のBリンパ球が減少していた。OSF-5には細胞内型と分泌型の2つのsplicing variantが存在する。PCRによる検討では、ストローマ細胞は主に分泌型OSF-5を産生していた。 DSS誘導腸炎モデルを確立し、Signal-transducing adaptor protein-2 (STAP-2)欠損マウスを用いて検討した。STAP-2欠損マウスでは、DSS誘導腸炎に対し抵抗性を示した。即ち、マクロファージの炎症巣への浸潤にはSTAP-2が必要であった。骨髄移植を行い、血球あるいは消化管のみがSTAP-2を欠損するマウスを作製し、同様のDSS誘導腸炎を解析した。結果、消化管細胞がSTAP-2を欠損する場合のみにDSS誘導腸炎に対する抵抗性が認められた。そこで、STAP-2欠損/野生型マウス間のDSS投与後の遺伝子発現をDNAアレイにて比較した結果、ケモカインやAntimicrobial proteinsの発現がSTAP-2欠損マウスで低値であった。ケモカイン低下がマクロファージ浸潤低下の一因として考えられた。 以上、OSF-5に関してBリンパ球産生抑制作用を、STAP-2に関してはDSS誘導腸炎における生体内役割を、明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)