2012 Fiscal Year Annual Research Report
小児期発症メタボリック症候群における新たな疾患感受性遺伝子の探索
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22591128
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
花木 啓一 鳥取大学, 医学部, 教授 (20238041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神崎 晋 鳥取大学, 医学部, 教授 (90224873)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | メタボリックシンドローム / 小児肥満 / 遺伝性肥満 / インスリン感受性 / 遺伝子多型 |
Research Abstract |
【in vivo研究】 高度のインスリン抵抗性を示すアルストレーム症候群患児については、今までに、静脈内インスリン投与によってもPG低下率が低値であるが、IGF-1投与により有意なPG低下が認められ、インスリンへの感受性低下とIGF-1によるPG降下作用が示されている。今回、核内受容体のPPARγのリガンドであるインスリン抵抗性改善薬(pioglitazone)の投与により、インスリン基礎値、HOMA-Rの著しい改善がみられインスリン感受性が改善したことは、本症のインスリン作用障害部位が細胞内情報伝達系にあることを推測させるものである。一方、インスリン受容体の遺伝子異常による発症するleprechaunism児では、血中IRI 6,702 mU/mLと著明なインスリン感受性低下を示したが、IGF-1の持続投与により、IRI/glucose比の有意な低下を示した。このことから、本例のようなインスリン受容体の完全な機能喪失(複合へテロ接合体)状態でも、IGF-1受容体を介したインスリンまたはIGF-1受容体以後の情報伝達系を利用することにより、糖取り込み作用が認められることが明かとなった。 上記の2種のインスリン作用にかかわる疾患の病態解析から、インスリン受容体(leprechaunism)、またはインスリン受容体後情報伝達系(アルストレーム症候群)のどちらの系の異常においても、IGF-1リガンドはPG低下作用を示しうることが推測された。本研究では、メタボリック症候群に高頻度で合併するインスリン感受性低下とIGF-1経路との関連についての知見を得た。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)