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2011 Fiscal Year Annual Research Report

BACH1トランスジェニックマウスを用いた骨髄線維症の分子標的療法の開発

Research Project

Project/Area Number 22591149
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

佐々木 伸也  弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (10344590)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 照井 君典  弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (00333740)
伊藤 悦朗  弘前大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20168339)
KeywordsBACH1 / 転写因子 / 骨髄線維症 / トランスジェニックマウス / 血小板減少 / DNAマイクロアレイ / 分子標的療法 / HGF
Research Abstract

BACH1トランスジェニックマウス(BACHITG)における骨髄線維症の発症機序の解明し、骨髄線維症に対する分子標的療法を開発するために、本年度は以下の研究を進めた。
1.マウス胎児から肝を採取し、TPO存在下に液体培養し、巨核球を大量に得た。MACSカラムを通して、巨核球以外の細胞を除いて巨核球を純化し、BACHITGとコントロールマウスの巨核球における遺伝子の発現量の差をDNAマイクロアレイ法で解析し、BACH1の標的遺伝子を検索した。その結果、thromboxane A synthaseなどの多くの遺伝子の発現が有意に低下していることが観察された。さらに、興味深いことにIrf7などのインターフェロンによって制御される遺伝子群の有意な発現誘導が認められた。これらの結果を確認するため、BACH1の標的候補遺伝子に対するプライマーを作成し、定量的PCR法(real time-RT-PCR法)で確認実験を行った。その結果、thromboxane Aなどの発現低下やインターフェロン・シグナル伝達系の多くの遺伝子の発現上昇が確認された。
2.HCGは、様々な組織の線維化を抑制する機能をもつ。一方、PDGFおよびTGFβは組織の線維化を促進する。肝線維症を高率に合併するTAMおよび骨髄線維症を合併する骨髄急性巨核球性白血病(AMKL)細胞株におけるこれらの遺伝子の発現量をreal time-RT-PCR法で解析した。コントロールとして小児急性リンパ性白血病5検体を用いた。その結果、解析した12例のTAM芽球および8種のAMKLM細胞株におけるTGFβ、PDGFAおよびPDGFBの有意な発現を認めた。しかし、HCGの発現は認められなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

臨床業務のエフォートの比率を高くせざるを得ない社会状況のため。

Strategy for Future Research Activity

臨床業務のエフォートの比率が低くなるよう、臨床・研究ともに業務を分担し協力を仰ぐ。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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