2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591225
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
村尾 和俊 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (40363171)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 皮膚癌 / 幹細胞 |
Research Abstract |
幹細胞候補として挙げたSPF1, smad4の発現の有無による臨床的な予後の差は認めず、これらのマーカーは幹細胞同定には不適当と考えられた。またSCC in situ病変ではHPV関与症例では明らかにp53の発現が低下していた。前年度に作成した皮膚有棘細胞癌及び皮膚隆起性線維肉腫のcellをヌードマウスにマトリゲルを用いて移植し、担癌マウスモデルの作成を試みた。しかし、細胞の生着は悪く、さらにヒト線維芽細胞を用いたhumanized modelも試みたが、担癌マウスの作製は困難であった。そこで、確立されたcell lineを用いた。ヒト悪性黒色腫のcell line であるSK-MELをin vitroで培養増幅した後、マトリゲルと共にマウスに移植した。形成された腫瘍はマウスに連続移植し維持した。この腫瘍を用い、ヘキストダイを用いた解析を行ったところ、約5%のSP細胞が検出された。また手術サンプルより作成した隆起性皮膚線維肉腫のcell lineを用いた解析でもSP細胞の存在が確認できた。しかしこれらSP細胞をソーティングしての移植実験は成功しなかった。また、マウスのSCCにおけるSP細胞とnon-SP細胞の発現遺伝子の解析はマイクロアレイを用いて行った。PI3K/AKT signaling, p53 signalingなどでの有意差を認めておりこれらの経路が重要であると考えられた。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(2 results)