2012 Fiscal Year Annual Research Report
皮膚自然免疫機構からみた掌蹠膿疱症の発症機序に関する研究
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22591235
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
村上 正基 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (20278302)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 掌蹠膿疱症 / 皮膚自然免疫 / エクリン汗 / セリンプロテアーゼ |
Research Abstract |
エクリン汗内に含まれるセリンプロテアーゼが病変部組織に及ぼす影響をみるために、kallikrein related peptidase(KLK)に注目し、免疫組織学的検索、realtime PCRによるmRNA発現の検索、角層内KLK発現評価のためにWestern blotting、セリンプロテアーゼ活性の評価のためのin situ zymographyを施行した。 患者及び健康人からの角層を採取し、タンパク抽出後エクリン汗関連KLK (KLK5、7、14)の発現をWestern blotting及び半定量的dot blottingにて評価したところ、正常人平均量よりも高濃度のKLKが含有されていることが明らかとなった。 病変部組織内のKLKmRNAの発現は定量的リアルタイムPCR法にて計測され、KLK5、7、14のmRNA発現の増加が確認され、免疫組織学的検索により、KLK5、7、14の角層から顆粒層上層における発現とその局在も確認された。 In situ zymographyにより有棘層上層でのセリンプロテアーゼ活性が確認された。 これらのことから掌蹠膿疱症の病変部組織ではKLK5、7、14の活性が増強していることにより、異常な剥離現象が生じている可能性が明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)