2012 Fiscal Year Annual Research Report
多列検出器時代の低被ばく高画質インテリジェント造影CTシステムの開発
Project/Area Number |
22591324
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
兼松 雅之 岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (40252134)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 浩史 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (20324311)
渡邊 春夫 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (30456529)
五島 聡 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (90402205)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | CT / 低被ばく / インテリジェントCT / ボーラストラッキング |
Research Abstract |
我が国の1人当たりの医療被ばくは世界平均の約3.7倍に至る.このような背景により、CT検査における被ばく量の低減が急務であり,低電圧撮像の報告も見られる.しかし,CTではX線量を低下させることはノイズ増加やコントラスト低下による画質低下につながり,これを補うノイズ低減フィルタ技術も開発されつつある.一方,ヨード性造影剤にはアナフィラキシーや腎障害などの副作用が存在するが,経静脈性造影CTに用いられる範囲内(500mg/kg~750mg/kg程度)でのヨード負荷と副作用の発生には明らかな因果関係が無い.また,当院の上腹部造影CT検査は600mg/kgのヨード負荷で行われているが,過去の報告では521mg/kgで必要な造影効果が得られるとされている. 上記背景に基づき,我々は岐阜大学医学部附属病院放射線部に配備される2台のCT装置を用いて「撮像時相別ボーラストラッキング技術の開発」を行った.大動脈,膵臓,肝実質にROIを設定し,各部位における造影増強効果プロファイルを観察しながら,増強効果のピークでの撮像を可能にするプログラムを開発した.上記の基礎データを踏まえて,被検者の体格による最適化,低被ばく撮像,撮像時相別の最適タイミング撮像を可能とし,インテリジェントインジェクターと連携が可能な「低被ばく高画質インテリジェント造影CTシステム」の開発に必要な基礎データを収集した.また,これまでの成果は2012年の北米放射線学会にて発表した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)