2010 Fiscal Year Annual Research Report
PETを用いた梗塞心の非梗塞部心筋交感神経機能活性の変容に関する研究
Project/Area Number |
22591347
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
大手 信之 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (10185332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 眞咲 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (50244562)
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Keywords | PET / 交感神経 / 心筋梗塞 |
Research Abstract |
平成22年度は、健常ボランティア10名を対象に、同日に心エコー図検査、[13N]NH3および[11C]meta-hydroxyephedorineをトレーサーとするPET検査を施行した(名古屋市総合リハビリテーションセンターのPET施設を有償利用した)。心エコー図では、左室収縮末期容積、同拡張末期容積、左室駆出率を計測するとともに、局所心筋機能の指標である収縮末期心筋ストレインを左室壁各領域で計算した。次に心筋関心領域血流の定量化を行った。島津社製PETカメラHEADTOME-Vを用い、[13N]NH3200MBq投与後20分間のdynamic scanを行ない心筋血流に関するデータを収集し、心筋局所血流の定量化は、この領域で最も信頼性の高いスイス・ジュネーブのPMOD Technology社のソフトウェアを購入することによって行った。。[13N]NH3 PETの撮像終了1時間後に再度[11C]meta-hydroxyephedorine400BMBqの投与を行い、40分間のdynamic scanを行った。心筋交感神経機能を、滞留する[11C]meta-hydroxyephedorineの全心臓到達[11C]meta-hydroxyephedorine量(input function)に対する比率として計算した。現時点では健常者に関するデータしか得られていないが、左室心筋の平均血流量として0.8~1.0ml/min/g、[11C]meta-hydroxyephedorinの平均滞留率として8~10%程度の値が得られている。
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