2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591353
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
安藤 正海 東京理科大学, 総合研究機構, 教授 (30013501)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯浅 哲也 山形大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (30240146)
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Keywords | X線光学 / 屈折型コントラスト / X線暗視野法を / 軟組織描画 / ファントム |
Research Abstract |
2002年に考案したX線暗視は法を用いて人体軟組織描画開発を行なってきた。対象部位は乳房、関節軟骨、頸動脈、冠動脈、腸骨動脈である。開発の方向は2つある。一つは臨床診断応用である。もう一つは病理診断である。特に臨床診断応用を考えた場合に毎日装置類を整備し臨床診断に備えるためには部位に代わるファントムを用いて装置類を最善条件を求め調整する必要がある。具体的にはX線工学系とX線検出器系の最善条件である最大コントラスト条件を求めるからである。X線暗視野法の特色の一つは造影剤なしで軟組織を描画できる点である。その利便性を認めて開発は世界競争になっている。描画法としてはX線暗視野法をはじめ、DEI(Diifraction-Enachnced)、格子型工学系などがある。X線に対して透明度が高ファントムの開発は重要である。現在のところは2次元像、2.5次元像、3次元像のすべてについての基本開発は完了している。ファントム材料としてはゼラチン、水、アガロースの3種類である。これを35keVエネルギーX線を用いてX線暗視野法をにおいて十分のコントラストが得られることが実証された。この成果をもとに実際の人体軟組織を模したファントム製作を
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