2010 Fiscal Year Annual Research Report
T2*補正水脂肪分離MR画像による慢性肝疾患の評価:鉄と脂肪の定量とその臨床応用
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22591359
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
吉満 研吾 福岡大学, 医学部, 教授 (20274467)
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Keywords | 肝臓 / 脂肪 / 鉄 / 発癌 / 黄色肉芽腫 |
Research Abstract |
〓使用機器:1.5T MR臨床機(Philips Intera Achieva、Nova Dual) ・T2^*補正水脂肪分離画像ための新たなシークエンス 2D multislice multi-echo FFE(TR/TE/FA=256/26/28,EPIfactor 29) ・従来法の脂肪検出法・MR化学シフト画像 2D dual-echo FFE(TR/TE/FA=140/2.3&4.6/75) これらのシークエンスをC型肝炎、NASHの患者46名に応用。Gd-EOB造影前後での脂肪比率を求めた。また、生検が施行された群に関しては、生検結果と血清ferritin値を相関させ本法の有益性を確認した。 結果:造影前後において新法(mFFE法)は従来法(2PD法)に比べ有意に造影前後での脂肪比率の差が小さかった。また、生検された28名について組織学的脂肪比率との相関は有意にmFFE法で高かった。特に血清ferritin値の高い群と正常値群の比率では、高ferritin値群で両法の差は大きかった。この結果の一部は国際MR医学学会において発表した(裏面参照)。
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Research Products
(1 results)