2010 Fiscal Year Annual Research Report
FDG-PETによる関節・椎体の炎症性疾患診断の開発:前向きおよび後ろ向き研究
Project/Area Number |
22591362
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Research Institution | Research Institute, International Medical Center of Japan |
Principal Investigator |
窪田 和雄 国立国際医療研究センター, 放射線科核医学室, 医長 (40161674)
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Keywords | FDG-PET / 炎症性疾患 / 関節炎・腱付着部炎 / リウマチ性関節炎 / 強直性脊椎炎 / 加齢変化 / 核医学診断 |
Research Abstract |
これまでFDGPETによるリウマチなど関節炎の診断を報告してきたが、正常加齢変化の範囲と疾患の違いが不明確であった。目的:健常者における関節・腱付着部のFDG集積が加齢によりどの程度変化するかを調べ、疾患との違いを明らかにすること。方法:症状がなく病的所見がないと診断された30歳台、50歳台、70歳台の人間ドックや脳研究などのボランティアのFDGPET画像の関節・腱付着部のSUVを測定し、年齢による変化を調べた。結果:胸鎖関節や、頸椎、胸椎の椎間関節、仙腸関節の加齢変化は乏しかった。肩甲下極や腸骨陵の腱付着部にも正常者では所見がなかった。肩関節周囲、股関節周囲、大転子、坐骨結節、腰椎椎間関節は高齢者で集積が高くなる傾向が明らかであった。結論:関節疾患のPET所見の評価には正常加齢所見を理解する必要がある。 今後、正常データを充実し、疾患の診断基準作成につなげたい。
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Research Products
(3 results)