2012 Fiscal Year Annual Research Report
FDG-PETによる関節・椎体の炎症性疾患診断の開発:前向きおよび後ろ向き研究
Project/Area Number |
22591362
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Research Institution | 独立行政法人国立国際医療研究センター |
Principal Investigator |
窪田 和雄 独立行政法人国立国際医療研究センター, 放射線科核医学室, 医長 (40161674)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | FDG-PET / 炎症性疾患 / 関節炎・腱付着部炎 / リウマチ性関節炎 / 強直性脊椎炎 / リウマチ性多発筋痛症 / 加齢変化 / 核医学診断 |
Research Abstract |
血清陰性関節炎(強直性脊椎炎SpA)とリウマチ性多発筋痛症(PMR)、リウマチ性関節炎(RA)のFDGPET/CT所見を比較し、特徴的な所見は何か、画像が鑑別に役立つかどうかを評価した。 2006-2011年に当院に入院した患者、SpA21人、PMR16人、RA16人計53人について評価した。坐骨結節、大転子、棘突起、椎体、および仙腸関節へのFDG集積をSUVmaxおよび集積スコアを用いて評価した。 坐骨結節へのFDG集積(SUVmax)は、PMRが、SpAおよびRAよりも有意に高かった。大転子および棘突起へのFDG集積(SUVmax)も、PMRが、RAよりも有意に高かった。仙腸関節へのFDG集積(SUVmax)は、SpAが、PMRあるいはRAよりも有意に高かった。椎体の集積は各グループ間で有意差がなかった。FDG集積スコアも同様の結果だった。仙腸関節炎では、20%(3/15)の患者さんにFDGPET/CT所見と一致するX線所見がみられた。しかしMRIでは57%(4/7)の患者さんにPET/CTと一致する所見が見られた。 FDGPET/CTは、坐骨結節・大転子・棘突起の炎症を検出してPMRとRAを鑑別することができる。しかしSpAとPMRを区別することはできない。FDGPET/CT所見は、SpAとRA、およびPMRを区別することができ、仙腸関節炎の早期診断に有用である。
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Research Products
(4 results)