2012 Fiscal Year Annual Research Report
新たなIVRガイダンス画像としての経静脈的探索超音波法の開発
Project/Area Number |
22591369
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Research Institution | 独立行政法人国立がん研究センター |
Principal Investigator |
芝本 健太郎 独立行政法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (50509445)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
郷原 英夫 岡山大学, 大学病院, 講師 (10379745)
金澤 右 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (20243511)
竹内 義人 独立行政法人国立がん研究センター, 中央病院, 医長 (30522635)
荒井 保明 独立行政法人国立がん研究センター, 中央病院, 病院長 (40184262)
平木 隆夫 岡山大学, 大学病院, 講師 (50423322)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 肝静脈内血管内超音波 / 肝静脈内IVUS / 経静脈的超音波 |
Research Abstract |
経静脈的探索超音波法(Transvascular ultrasonography)という新たな概念の超音波法を開発するため、ブタを用いて動物実験を行い、その結果を解析した。 まず今回の実験により肝静脈・腎静脈に血管内超音波探触子を挿入して経静脈的超音波検査を行うことが技術的に可能であることが確認できた。また肝臓や腎臓の深部の構造物に関しては経静脈的超音波の方が体外超音波よりも描出能が良好であった。 経肝静脈的超音波の画像を参照してTIPS(transjugular intrahepatic portosystemic shunt、経静脈的肝内門脈静脈短絡術)時の門脈穿刺も可能であった。ただ血管内超音波のプローブと穿刺針を別々に静脈に挿入する必要があること、血管内超音波の描出範囲がプローブの長軸に対して垂直であるため針先と穿刺目標の肝内門脈を同時に描出することができないことから、正確な穿刺は困難であった。プローブ長軸方向を描出し穿刺ガイドと一体となった血管内超音波が開発できれば、この問題点が解決できると思われた。 今後も経静脈的超音波法の開発を続け、従来の体外超音波操作により描出困難であった様々な部位のインターベンショナルラジオロジー(Interventional radiology、IVR)を可能としたい。この技術は腹水がある症例での肝腫瘍生検など、体外からのアプローチではリスクが高いIVRにも応用可能と思われる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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