2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591370
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
平木 隆夫 岡山大学, 大学病院, 助教 (50423322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
郷原 英夫 岡山大学, 大学病院, 講師 (10379745)
金澤 右 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (20243511)
加藤 勝也 岡山大学, 大学病院, 講師 (80379742)
豊岡 伸一 岡山大学, 大学病院, 講師 (30397880)
木浦 勝行 岡山大学, 大学病院, 教授 (10243502)
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Keywords | 真菌症 / 肺アスペルギローマ / ラジオ波治療 |
Research Abstract |
平成23年度は、昨年度にラジオ波治療を施行したアスペルギローマ症例の画像による経過観察と肺生検を施行した。症例は79歳女性で、ラジオ波治療には、2cmの非絶縁部長を持つCool-tip針を用いた。焼灼は、針内部を冷却しながら、電圧20wで開始し、1分間に5wずつ電圧を上昇させ、最高電圧73Wで12分間の焼灼を行った。焼灼直後の針先端の温度は79℃であった。治療後6ヶ月の2011年4月15日、治療後9ヶ月の2011年7月15日、治療後10ヶ月の2011年8月12日、治療後12ヶ月の2011年10月21日、治療後16ヶ月の2012年2月10日にCTにて経時的に経過観察を行い、治療領域の持続的な縮小を確認した。また治療後16ヶ月に治療領域の生検を行った。得られた組織はほとんどが線維性組織で、菌糸はごくわずかにみられるのみであり、ラジオ波治療前の生検結果と比べて、明らかに菌糸の量は減少しており、治療効果が組織学的にも確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
アスペルギローマは、陳旧性結核や肺気腫など荒廃した肺に生じることが多く、適格基準である主要臓器機能が保たれているを満たさない症例が多く、なかなか新規症例が集まらないためである。
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Strategy for Future Research Activity |
岡山大学放射線科が主催するIVR研究会(SAIRO)に参加する中四国の18施設など関連病院に広く症例をリクルートしていく。
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Research Products
(7 results)