2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591392
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
西村 恭昌 近畿大学, 医学部, 教授 (00218207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立花 和泉 近畿大学, 医学部附属病院, 助教 (00510984)
中松 清志 近畿大学, 医学部, 講師 (80351633)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 放射線療法 / 低酸素領域 / 18F-ミソニダゾール / 再酸素化現象 / 分割照射 / 強度変調放射線治療 |
Research Abstract |
放射線抵抗性の低酸素領域に集積する18F-ミソニダゾール(F-MISO)を用いた臨床研究を実施した。試験参加について患者本人から文書で同意を得た上で、F-MISOを体重1 kg当たり7.4 MBq静脈内投与し、3時間後にPET/CT撮影した。この検査を、照射開始前および照射開始2週目(20Gy/10回前後)の原則2回行った。本プロトコールは、当院の施設倫理委員会で承認を受けている。 根治照射あるいは術前照射を行った頭頸部癌、肺癌、食道癌、子宮体癌、肛門癌の合計10例を対象とした。9例では同時化学療法を併用した。腫瘍長径は16~68mmであった。全例治療前にFDG-PETを撮影した。正常筋肉におけるF-MISO SUVmaxの平均値 ± SDは、1.25 ± 0.17であった。これをもとに1.60 SUV(平均 + 2SD)以上のF-MISO腫瘍内集積を有意な低酸素領域とした。さらに、腫瘍内F-MISO SUVmaxを筋肉のSUVmaxで割った値(T/M 比)も低酸素状態の指標とした。その結果、10例中1例では初回検査の腫瘍内F-MISO SUVmax が1.60 SUV未満で低酸素領域を認めなかった。また2回撮影の行えた8例すべてで、腫瘍内F-MISO SUVmax、腫瘍内のSUV値1.60以上の体積の比率、あるいはT/M 比のいずれかが低下した。以上より、F-MISO-PETで腫瘍内低酸素領域の画像化が可能で、多くの未治療ヒト腫瘍に低酸素領域が認められた。また、8腫瘍中全例において20Gy/10回程度の分割照射によってF-MISO-PETによる再酸素化現象が確認された。腫瘍内低酸素領域に対して高線量を照射する標的内同時ブースト強度変調放射線治療の治療計画も行い、低酸素領域を標的とする放射線治療の可能性も示された。本研究の概要は、J Radiat Res に採択された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)