2012 Fiscal Year Annual Research Report
抗癌剤・放射線感受性遺伝子解析を応用した直腸癌に対する新規術前化学放射線療法
Project/Area Number |
22591414
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
堀田 司 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50244744)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山上 裕機 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20191190)
瀧藤 克也 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (00254540)
横山 省三 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90398462)
中村 公紀 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (80364090)
松田 健司 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (30398458)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 直腸癌 / 術前化学放射線療法 |
Research Abstract |
進行直腸癌の術前化学放射線療法において、感受性遺伝子発現の有無と臨床的な効果に関する前向き治療効果判定はいまなお不明である。抗癌剤や放射線に対する感受性の差異を個人の遺伝子発現の違いとして捉え、抗癌剤感受性遺伝子や放射線感受性遺伝子の発現と抗癌剤放射線感受性との相関関係を解析することによって、効率的で副作用のない術前化学放射線療法を確立することを目的とする。そのために、進行直腸癌に対して分子生物学的手法により抗癌剤感受性遺伝子(DPD, TS, TP, OPRT)や放射線感受性遺伝子(Bcl-2,Bcl-Xl,Bax,)の発現を解析する。現在までに同意の得られた症例(放射線非照射群)のreal-time RT-PCRによる放射線感受性遺伝子発現はBcl-2/GAPDH (mean ± SD), 0.000003783 ± 0.000002771: Bcl-Xl/GAPDH (mean ± SD), 0.000127737 ± 0.000033574: Bax/GAPDH (mean ± SD), 0.001611957 ± 0.000926904であった。また、術前化学放射線療法施行例の組織効果判定はgrade2,3,1bであった。そして、リンパ節構造のない壁外非連続性癌進展病巣はgrade2,3症例には認めず、grade1b症例に認め放射線感受性の悪い症例は予後不良が示唆された。最終データ解析の上研究成果報告書を提出する予定。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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