2012 Fiscal Year Annual Research Report
重症肥満症に対する低侵襲外科治療効果と脂肪細胞由来ホルモン動態の解析
Project/Area Number |
22591440
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
佐々木 章 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (40275540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若林 剛 岩手医科大学, 医学部, 教授 (50175064)
西塚 哲 岩手医科大学, 医学部, 講師 (50453311)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 肥満症 / 糖尿病 / アディポサイトカイン / レプチン / アディポネクチン / 遺伝子多型 |
Research Abstract |
②研究目的: 研究では、減量手術を施行した高度肥満症(BMI≧35 kg/m2+肥満随伴疾患)を対象に、メタボリックシンドロームの発症において重要な役割を果たすアディポサイトカインおよび摂食行動の制御にかかわるグレリン、レプチンの動態を解析する(primary point)。さらに基礎医学分野として、肥満症患者の病態形成にかかわる分子機構を解析する目的で、インスリン抵抗性関連遺伝子の遺伝子多型、分離培養した内臓脂肪初代培養細胞におけるアディポサイトカイン分泌能を検討し、さらに肥満関連遺伝子のmethylation解析とmRNAを用いたマイクロアレイ解析を行う(secondary point)。LSG群では、高Lep、低Adの血中動態が明らかで、対照群と比較しても有意な変化であった。LepとAdの動態はin vivoとin vitroで同様の動態を示しており、これらは内臓脂肪細胞依存性に産生されている可能性が示唆された。肥満関連遺伝子多型は、LSG症例でUCP1のAG、GG型を多く認めた。UCP1の多型は、術前BMIが高い傾向が見られたが術後減量効果に差を認めなかった。LepとAdの動態はin vivoとin vitroで同様の動態を示し、これらは内臓脂肪細胞依存性に産生されていた。従って、もともとアディポサイトカイン産生プロファイルが高く設定された病的肥満症では、減量手術によって遺伝子多型にかかわらずアディポサイトカイン産生プロファイルが低下し、もともとの個体に遺伝子多型にかかわらず効果が期待できる可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)