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2010 Fiscal Year Annual Research Report

胃癌の腹水微量癌細胞の分子生物学的診断法の開発

Research Project

Project/Area Number 22591468
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

菊池 史郎  北里大学, 医学部, 准教授 (30161417)

Keywords微小癌細胞 / HOPX / Reprimo / メチル化 / 腹水洗浄細胞診
Research Abstract

われわれは現在までに癌における新規メチル化癌抑制遺伝子同定を考案し、同法を用いて癌特異的メチル化遺伝子の同定を継続してきた。胃癌におけるメチル化遺伝子として癌特異性、感受性の高い遺伝子としてHOPXとReprimo遺伝子を有力候補として考えている(OokiへOncogene 2010)。癌で特異的に生じているこの変化を体液中の微小癌細胞同定のツールとして使用できないか検討することが本研究の目的である。方法としてはメチル化特異的PCRを用いる。原発癌および正常組織のメチル化レベルを同法を用いて解析した結果、HOPXは感受性および特異性が84%,84%と非常に高かったことを報告しているが、今回、ツールとしてのReprimo 遺伝子のメチル化の臨床的意義に関して研究を進めた。Reprimo遺伝子はカットオフによりメチル化の感受性、特異性は異なるが高度に癌特異的メチル化を示すことが明らかになった。今回Reprimo遺伝子高メチル化症例の臨床病的学的解析を追加した結果、HOPXで見られた予後因子としての有意性は見られず、Reprimoメチル化は予後とは相関しないことから、これら2つの遺伝子のメチル化は独立しており両者を組み合わせることにより微小癌細胞としてのツールにより効率性が得られる可能性があると考えている。現在、腹腔洗浄細胞診サンプルを約100例収集しているためこれらを用いて微小癌細胞検出能の限界を検討中である。細胞診サンプルからDNAを抽出したがいずれもDNAの質は良好でありバイサルファイト処理をするに十分な量が得られている。.

URL: 

Published: 2012-07-19  

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