2012 Fiscal Year Annual Research Report
大腸癌microscopic abscessにおける免疫誘導の解明とその臨床応用
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22591483
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
上原 圭介 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50467320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梛野 正人 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20237564)
横山 幸浩 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (80378091)
國料 俊男 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60378023)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | microscopic abscess / 免疫誘導阻止関連遺伝子 |
Research Abstract |
microscopic abscessが有している大腸癌4症例とmicroscopic abscessを有しない大腸癌5症例のcDNAを用いて免疫能に関連する遺伝子についてPCRアレイ法による解析を行った。正常部と癌部における遺伝子解析では84遺伝子のうち52遺伝子が癌部で発現亢進していた。microscopic abscessを有している大腸癌4症例とmicroscopic abscessを有しない大腸癌5症例の解析ではChemokine (C-C motif) ligand 4 (CCL4), Interleukin 6 receptor (IL6R), Integrin, beta 2 (ITGB2), Toll-like receptor 7 (TLR7) を含む11の遺伝子がmicroscopic abscessを有する症例で発現が亢進していた。TLR7のシグナルの下流にあるMyeloid differentiation factor 88 (MyD88)に注目した。RT-qPCRによりMyD88の発現は、microscopic abscessを有する症例で有意に低下していた。MyD88は大腸癌の予後との関連が報告されており、microscopic abscessを有する症例の予後においても、MyD88の関連性が考えられた。一方でTLR7とMyD88の発現は一致していなかった。Toll-like receptorsファミリーにはTLR7以外にもMyD88にシグナルを伝達するTLRが存在しており、他のTLRの関与が示唆された。現在MyD88に関する機能解析およびTLR3.4.9に関する発現についても検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)