2010 Fiscal Year Annual Research Report
高機能磁性ナノ粒子を用いた大腸癌に対する高感度高効率診断・検診法の開発
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22591493
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
長谷川 博俊 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00218455)
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Keywords | 外科 / 癌 / ゲノム / 臨床 |
Research Abstract |
本研究は、高機能性蛍光・磁性ビーズに上皮細胞で発現している抗体を固定し、血液中や便中の上皮細胞を効率よく磁気回収を行う。そして大腸癌で高率に認められるタンパク質発現や遺伝子異常を検索し、癌細胞の同定を行うとともに、臨床特性と比較することにより、血液を介した転移との相関につき検討し、治療方針選択肢としての有用性を明らかにすることを本研究の目的とした。 また、同様に便中に含まれる癌細胞を効率に検出し、この方法が便潜血反応に代わって大腸癌検診に応用できるかを明らかにする。さらに、潰瘍性大腸炎患者のなかから大腸癌合併を効率よく安価に発見できるかを明らかにすることを本研究の目的とした。 本研究を開始すべく、大腸癌患者治療経過中に血液を回収し、研究を行うIRB(倫理申請)を行い、通過させた。具体的には、大腸癌患者35名から文章による同意を得て、血清および血漿を採取し回収した。同患者については、腫瘍切除後の血清動向を観察するべく、術後1日目、3日目、7日目、14日目に血清および血漿を回収した。化学療法施行中の患者4名についても、紙面による同意を得たのち、化学療法投与同日血漿を回収した。大腸癌細胞の上皮細胞および血管内皮細胞に発現しているPLGF,CYR61,Annexin AIの3抗体の各種大腸癌細胞株における発現をmRNAおよびWB法を用いて検討した。
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Research Products
(10 results)
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[Presentation] 大腸癌に対するcetuximabの治療効果とKRAS, BRAFのバイオマーカーとしての有用性2010
Author(s)
平田玲, 長谷川博俊, 石井良幸, 遠藤高志, 落合大樹, 岡林剛史, 代永和秀, 星野大樹, 星野好則, 松永篤志, 北川雄光
Organizer
第48回日本癌治療学会学術集会
Place of Presentation
国立京都国際会館(京都)
Year and Date
20101028-20101030
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[Presentation] 進行再発大腸癌におけるKRAS/BRAF遺伝子変異から見た1次治療の効果の検討2010
Author(s)
代永和秀, 長谷川博俊, 石井良幸, 遠藤高志, 岡林剛史, 飯田修史, 内田寛, 林竜平, 平田玲, 森谷弘乃介, 星野大樹, 星野好則, 松永篤志, 北川雄光
Organizer
第96回日本消化器病学会総会
Place of Presentation
朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)新潟
Year and Date
20100422-20100424
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[Presentation] pT2大腸癌における粘膜下層budding:リンパ節転移予測因子としての意義2010
Author(s)
内田寛,長谷川博俊,石井良幸,遠藤高志,岡林剛史,飯田修史,林竜平,森谷弘乃介,平田玲,代永和秀,星野好則,星野大樹,松永篤志,真杉洋平,北川雄光
Organizer
第110回日本外科学会定期学術集会
Place of Presentation
名古屋国際会議場(名古屋)
Year and Date
20100408-10