2012 Fiscal Year Annual Research Report
脂肪組織由来幹細胞による肝再生調節機構の解明に関する研究
Project/Area Number |
22591506
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
森根 裕二 徳島大学, 大学病院, 助教 (60398021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島田 光生 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10216070)
池本 哲也 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (20398019)
宇都宮 徹 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (30304801)
居村 暁 徳島大学, 大学病院, 助教 (90380021)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 肝不全 / 幹細胞 / 肝再生制御因子 / 肝切除 / 肝移植 |
Research Abstract |
脂肪組織由来幹細胞による肝再生調節機構の解明に関する研究 脂肪組織由来粗疾患細胞 (AT-MSC)が肝再生過程における肝・類洞・胆管細胞などの細胞源(多分化能)となり、肝再生調節機構としての役割について検討する。 1. マウス肝細胞とADRCとのcell-cell contact(-)共培養により肝細胞のviabilityが改善し(肝細胞単独群 vs ADRCs共培養群 1.1±0.2 % vs 16.6±2.1 % in day7 )、培養液中のVEGFが共培養群で有意に上昇。さらに抗VEGF抗体によりADRCの肝細胞保護効果がキャンセルされ、trophic effectにはVEGFが強く関与していることが示唆。2. balb/c nu-nuマウスに70%Hx施行後、heparin併用下にADRC(1.0×105 cells)を経静脈投与(コントロール群:heparinのみ投与)により肝傷害改善効果を認め(heparinのみ投与群 vs heparin+ADRC投与群:血清ALT 848±75 vs. 615±82)、肝再生率の上昇とともにADRCの再生肝への集積をIVIS、Neo-Stemにより確認。3. balb/c nu-nuマウスを70%Hx+15min肝虚血施行後(I/R)、sham群・Hx+I/R群・Hx+I/R+ADSC投与群に分け検討。ADSC homing(集積)に関与するSDF-1はADSC投与に関わらず、sham群と比較して術後6時間に肝内強発現(real time PCR)を確認。さらにCXCR4はADSC投与群の残肝のみ強発現し、肝内に集積したADRCの影響が示唆。また免疫染色により術後6時間では肝細胞、24時間では類洞内皮細胞に強発現していることも確認でき、再生過程におけるADRCの集積部位にも差異を認めることが示唆。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)