2012 Fiscal Year Annual Research Report
プロテオミクスを用いた化学療法Naive患者の肝予備能障害メカニズムの解析
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22591509
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
中野 浩 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (10241035)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 大腸癌肝転移 / 肝切除 / 術前化学療法 / 肝障害 / Blue liver / Peroxiredoxin 6 / sphingosine 1 phosphate |
Research Abstract |
我々は、本研究年度において、再発・進行大腸癌肝転移患者で、オキザリプラチンを含む抗がん剤治療を施行したのちに肝切除を施行した患者を対象に、肝転移巣の検体を用いて、プロテオミクス解析を施行した。 2次元電気泳動後のプロテオミクスLC/MS/MS解析では、Peroxiredoxin 6、Aldehyde dehydrogenase 2、α-methylacetyl-CoA racemase、Protein disulfide-isomerase A3など、合計35個の蛋白に有意な変化を認めた。 変動タンパクのうち、Peroxiredoxin 6、Aldehyde dehydrogenase 2が、oxaliplatin投与後に顕著に減少していることが、Mascot解析にて証明された。 また、基礎研究にて、ジヌソイド内皮保護作用を有すると考えられるsphingosine 1 phosphate (S1P)を投与したジヌソイド内皮細胞とS1Pを投与しなかったジヌソイイド細胞と比較したところ、S1Pの投与によりPeroxiredoxin 6の減少が有意に抑制されることが示された。 また、ジヌソイド内皮細胞の形態学的にも、oxaliplatin投与によるジヌソイド内皮細胞障害が、S1Pの投与により有意に改善されることが示され、今後の、オキザリプラチンに関連したジヌソイド内皮細胞障害の治療に関する臨床応用への一歩と考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)