2012 Fiscal Year Annual Research Report
肝組織の恒常維持・修復機構における中心的存在としての肝星細胞の役割解明とその応用
Project/Area Number |
22591510
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
飯室 勇二 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (30252018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴村 和大 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (50434949)
宇山 直樹 兵庫医科大学, 医学部, 研究生(研究員) (70402873)
平野 公通 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (90340968)
藤元 治朗 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (90199373)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 肝類洞内皮細胞 / 門脈血流 / 肝再生 / 肝星細胞 / 流体解析 |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、肝非実質細胞、とくに肝星細胞と類洞内皮細胞との関連に注目して、肝組織修復機構におけるその働きを検討した。肝切除後の再生機構に注目し、門脈血流動態変化の解析と、それを感知する機械的ストレス受容体の同定を引き続き試みた。また、ヒト肝切除症例において、術前術後の門脈血流動態を造影CTから得られるDICOMデータを基に、流体解析用の門脈メッシュモデルを作製し、流体解析ソフトによる門脈血流動態変化を検討するとともに、region growing softwareを用いて正確な領域別肝再生体積との関連を検討した。3年間の症例集積により、ヒト肝切除後の再生は残存肝で均一に誘導されるのではなく、領域別の門脈血流変化に比例して誘導されることが最終的に確認された。一方、ヒト肝組織の免疫組織学的検討からは、類洞内皮細胞に機械的ストレス受容体候補が確認され、これまで末梢神経細胞から分泌されると考えられてきたシグナル伝達物質の発現が類洞内皮細胞内に観察された。これらの結果から、肝切除後の肝組織修復機構の初期段階において、類洞内皮細胞から分泌されるシグナル伝達物質を介して、星細胞などの非実質細胞が、肝組織修復機構の推進に関与している可能性が示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)