2012 Fiscal Year Annual Research Report
肝胆膵鏡視下手術におけるAuto-Fluorescence Imagingの応用
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22591514
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
皆川 昌広 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10464009)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒崎 功 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (50293220)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | AFI / 自己蛍光 |
Research Abstract |
基礎的な動物実験にて,flurescein sodiumを投与後に蛍光観察が十分可能であることが判明した.膵管・胆管・リンパ管すべてが腹腔鏡下にてAuto-Fluorescence Imaging (AFI)ファイバー観察による描出可能であり,Flurescein sodiumが鏡視下手術でも十分蛍光観察可能であることを確認した.また一方でAFIが表層型の肝腫瘍において描出することが可能であることを報告した(Minagawaら,Surgery 2011)が,肝表面とは違い周囲組織が不均一のことが多い胆道系・膵管における腫瘍の描出には腫瘍特異的な蛍光が必要とおもわれた.そのため,術中に視認を可能とするため,研究計画にあるとおり5-アミノレブリン酸の投与によって腫瘍に自己蛍光をもたせ,胆道癌,膵臓癌患者においてAFIと5-ALA 蛍光による多面的観察が可能であるかを確認した.平成24年度の当施設倫理委員会にて5-アミノレブリン酸投与の臨床試験を開始した.まだ計画した症例数に達していないが,5-ALAは腫瘍にタイプによってよく蛍光するものとそうでないものがあり,さらに検討する必要があると思われた.しかしながら,AFIは5-ALAの画像から非特異的なものを除去判別することが可能であることが分かった.また,これまでの術中観察の経験にて,臓器の表面観察すると虚血部位が視認できることが判明した.腫瘍の視覚化そして臓器の血流確認という幅広い応用が可能であり,手術治療における根治度そして安全性の向上にAFI観察が貢献できることがわかった.内容の一部はInternational Association of Surgeons, Gatroenterologists and Oncologist 2012にて発表した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)