2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591529
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
谷 眞至 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60236677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山上 裕機 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20191190)
川井 学 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40398459)
廣野 誠子 和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (60468288)
宮澤 基樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (90549734)
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Keywords | 膵癌 / MPF / mesothelin |
Research Abstract |
当科で切除した膵癌切除組織をホルマリン固定した。ホルマリン固定した組織を、パラフィン封埋し保存した。その後、パラフィン封埋された標本から薄切標本をスライドガラス上に作製した。免疫組織染色施行前にXylenおよびEthanolにて脱パラフィンを施行後,121℃で10分間熱処理した.さらにMethanolで15分間処理し,PBSで洗浄し,10%Goat血清を用いて10分間タンパクブロッキングを施行した. 一次抗体として,抗mesothelinモノクローナル抗体(clone5B2,Novocastra Laboratories,1:10),抗MPFモノクローナル(clone618923,R&Dsystems,1:500)抗体を用いた.作成した薄切標本を一次抗体と4℃でover night処理し,洗浄した後,二次抗体としてHistFine(ニチレイ)を室温で30分間処理(ストレプトアビヂンビオチン法)を用いた.二次抗体で処理した後に,薄切標本をPBSで洗浄の後,室温で15分間DAB発色を行った後,Hematoxylinで染色を追加した.薄切標本を観察すると,mesothelinは膵癌細胞で染色されたがMPAは膵癌細胞では染色されなかった. 次に、ERCP時に採取した膵液を用いてRT-PCRを施行するも、MPFの発現は認められなかった。理論的にはMPAがmesothelinと同じ部位に発現しているものと考えられたが,MPAは同定されず,今回の知見が正しいかあるいは他に原因があるのかを今後検討する必要がある.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初、予想されたMPFの発現が低く、RT-PCRや免疫染色でも同定されず、膵癌の悪性度の評価ができていない。
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Strategy for Future Research Activity |
MesothelinとMPFは同一部位に存在するものと思われる。しかし、Mesothehneは同定できるがMPFは不可能であり、PT-PCRの条件をもう少し変えて検討を続けたい。
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Research Products
(1 results)