2012 Fiscal Year Annual Research Report
ラパマイシンフィルムの冠動脈バイパス手術への臨床応用に関する研究
Project/Area Number |
22591532
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小田 克彦 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (60323002)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川本 俊輔 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20400244)
本吉 直孝 東北大学, 病院, 講師 (40375093)
齋木 佳克 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50372298)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 循環器・高血圧 / 冠動脈バイパス手術 / 吻合部狭窄 / 内膜肥厚 / DDS |
Research Abstract |
平成24年度に追加された症例は、平成25年4月から平成25年3月の年度末までに、対照群としてのラパマイシン非含有のPLA/CLフィルム群1例と試験群のラパマイシン含有PLA/CLフィルム群4例の合計5例であった。全例に冠動脈バイパス手術の際に近位吻合部にフィルムが貼付されたが、術後経過は全例で良好であった。フィルム貼付に伴う明らかな有害事象も認めなかった。 研究開始から現在までにラパマイシン徐放フィルム群13例、コントロールフィルム群8例、計21例が研究対象として治療を受けた。内膜肥厚が有意となる術後3ヶ月時点での冠動脈造影検査を施行し、その際に血管内エコー検査(IVUS)、もしくは近赤外線を用いて冠動脈を観察するOCT(optical coherence tomography)にて吻合部内膜の状態を評価した。これまでのところ、両群でグラフト閉塞は認めはいない。現在、対象となった症例に対して施行された心電図同期CT検査、心臓カテーテル検査を評価し吻合部形態の変化、狭窄の程度、またIVUS、OCTでの内膜肥厚について検討し統計学的解析を行い学会での発表の準備を行っている。研究開始から現在まで、フィルム使用に伴う有害事象を認めていない。フィルム使用の安全性が確立されていると考えられるが、引き続き臨床検査成績の推移を追跡し、副作用の出現について検討を行う予定である。本研究でフィルム使用の安全性が確立され、新しいDrug delivery systemが構築されたと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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