2012 Fiscal Year Annual Research Report
リンパ管新生評価系並びにリンパ節転移モデルを用いたリンパ管新生機序解明と治療応用
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22591561
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
土岐 善紀 富山大学, 大学病院, 講師 (90303221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小泉 桂一 富山大学, 和漢医薬学総合研究所, 准教授 (10334715)
名倉 里織 富山大学, 大学病院, 助教 (90401843)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 腫瘍外科学 / 転移抑制 / リンパ管新生 |
Research Abstract |
「研究実績の概要」 近年、血管の研究が進み、血管新生抑制によるがんの増殖・転移を抑える治療が開発されてきている。しかしながら、リンパ管の研究は血管より遅れをとり、リンパ管新生抑制によるがんの増殖・転移(がんのリンパ行性転移)を抑える治療はまだ開発されていない。本年度は血管新生と比較して開発が進んでいないリンパ管新生に阻害剤のシーズを、生薬の主要成分の化合物ライブラリーから探索し、その作用機序を解析した。その結果、80種類のライブラリーの中で、シコニンに強いリンパ管新生抑制効果が確認された。さらに、シコニンはリンパ管内皮細胞の遊走ではなく、各種細胞外基質へ接着を抑制しいていることが明らかとなった。また、興味深いことに、シコニンの誘導体であるデオキシシコニンは、シコニンとは逆にリンパ管新生を亢進させた。その作用機序としては、HIF-1aの核内移行の促進によるものであることが明らかとなった。このように、わずかな立体構造変化で、リンパ管新生関しては、シコニンはアゴニスト、デオキシシコニンはアンタゴニスト活性を有することから、今後は、シコニンをリード化合物として、リンパ管新生阻害剤の開発を行う予定である。 「著書・論文・学会発表の内容」 なし
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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