2012 Fiscal Year Annual Research Report
脳梗塞に対する間葉系幹細胞移植におけるガングリオシドの神経再生への関与
Project/Area Number |
22591593
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
三上 毅 札幌医科大学, 医学部, 講師 (30372816)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 脳梗塞 / 神経再生 / もやもや病 / 脳動静脈奇形 / phosphodiesterase |
Research Abstract |
計画の一つは、脳梗塞におけるガングリオシドの発現を解析することである。まず、中大脳動脈永久閉塞モデルを作成後、梗塞部位を摘出し、アセトン抽出にてガングリオシドを抽出。カラムクロマトグラフィーを用いて分離後、ガスクロマトグラフィーとHTLCにてガングリオシドを同定することであった。しかしながら、カラムクロマトグラフィーに分離後にHTLCを用いて脳梗塞巣と正常脳との糖脂質の違いを検出したところ、著しい差を持った糖脂質が検出できなかった。そこで、神経再生に関与すると考えられるガングリオシドを検出するために、DNAアレイを行った。ここでも脳梗塞巣において著しい変化のあった脂質は認められなかった。そこで、脳梗塞巣のDNRアレイで正常脳よりも5倍以上の変化のみられたものとして、phosphodiesterase 10Aや1Bが選択された。この抗体を用いて脳梗塞を染色し、神経再生に関与するかを検討した。さらにphosphodiesterase 10Aは、血管腫や脳動静脈奇形の周囲でも活性が高く、神経再生の観点からMCSP、RICA-1、IL-13などのpeicyte関連因子の関与がないかも検討を行っている。 また、一方で神経再生に関与すると考えられる慢性脳虚血性病変において、特徴的な画像所見やホルモンの変化がないかを評価した。慢性脳虚血性病変としては、もやもや病患者のCTとMRI画像を用いた。その結果は、下記の学会で発表し論文にまとめた。これは、虚血脳の診断のみならず特定疾患であるもやもや病の診断において重要な意味をもち、もやもや病診断基準に含むことができる可能性があると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Bilateral cortical hyperactivity detected by fMRI associates with improved motor function following intravenous infusion of mesenchymal stem cells in a rat stroke model2013
Author(s)
Suzuki J, Sasaki M, Harada K, BandoM, Kataoka Y, Onodera R, Mikami T, Wanibuchi M, Mikuni N, Kocsis JD, Honmou O
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Journal Title
Brain Res
Volume: 1497C
Pages: 15-22
DOI
Peer Reviewed
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