2012 Fiscal Year Annual Research Report
TGFβ1シグナルによる脳小血管病変発症・脳腎連関の分子機構解明
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22591595
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
水野 敏樹 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30264782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 徹男 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (30237292)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | TGFβ / 脳小血管病 / 脳腎連関 / 高血圧モデルラット |
Research Abstract |
【目的】脳小血管病変は高血圧を背景に穿通枝においてヒアリン化を伴う細動脈硬化により引き起こされる.一方脳小血管病変に慢性腎臓病の合併頻度が高いことから脳腎連関が注目されている.我々は22年度片腎摘出と食塩負荷による高血圧モデルラットを作成し,TGFβ1が腎・大動脈で先行して発現が増加し,その後頸動脈・脳でも増加を認めることを見出し,共通してTGFβ1が高血圧による臓器障害に関与していることを見出した.24年度はTGFβ1の脳内発現を免疫組織学的に検討した. 【方法】片腎摘出1週後,deoxycorticosterone (DOCA)と1%食塩水を4週間投与した高血圧モデルラット(DOCA-salt)を作成した.脳組織を還流固定後摘出し,HE染色で血管病変を評価すると共に各種TGFβ1抗体を用いてその発現を免疫染色で検討した.【成績】DOCA-saltにおいて3週または4週後には脳梁などの大脳白質に強い粗鬆化と変性を認め,散在性に梗塞性病変,出血性病変を認めた.また大脳白質への穿通枝は強い屈曲蛇行を示し,血管変性を認めた.TGFβについては3種類のポリクローナル抗体,4種類のモノクローナル抗体を用いて検討したが,染色性が一定せず一定の結論が得られなかった.【結論】高血圧モデルラットにおいて血管病変,大脳白質病変は作成できたが,脳内でのTGFβ1の役割は引き続き解析が必要である.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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