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2011 Fiscal Year Annual Research Report

骨再生に優れた新しい生体吸収性骨セメントの開発

Research Project

Project/Area Number 22591635
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

高畑 智宏  岡山大学, 医学部, 客員研究員 (80571223)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 尾崎 敏文  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (40294459)
Keywords整形外科 / 骨 / 骨セメント / 生体吸収 / リン酸化多糖 / 骨粗鬆症
Research Abstract

申請者らは独自に開発した硬組織接着性多糖誘導体を用い,生体親和性が高く,かつ骨に対し強固に接着する生体吸収性骨セメントを創製した。
本年度はマウスを用いた骨再生を評価するため骨粗鬆モデルの作成を行った。まず、卵巣摘出マウスを作製した。これらを経時的に動物用μCTを用いて撮影した。そのデータをもとに骨密度を計測した。卵巣摘出後2ヵ月で卵巣非摘出群と比べて骨密度の低下を認めた。また、それらのマウス大腿骨よりRNAを抽出し骨形成マーカーの発現も検討した。とれらは、データにばらつきがあるため現在も継続して行っている。
動物実験と平行しさらに優れた骨セメントの開発のためリン酸化プルランの改良も行っている。リン酸化プルランにDCPD OCPグラスアイオノマーなどを混和し強度の増加、硬化時間、生体吸収性を検討している。
また、ラットの大腿骨へリン酸化プルランの投与も行い現在観察中である。投与後1週間,3週間でμCTを撮影したが明らかな骨化は認めていない。経過観察期間を延長し再度検討する予定である。
来年度は、代表的な骨形成タンパクrhBMP-2をリン酸化プルランに混和し骨形成の促進を図るとともに、さらに優れた骨セメントの配合をマウスやラットを用いて検討を継続する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の計画書通りに実験は進行している。骨セメントの改良のために繰り返し同様の実験はさらに必要である。

Strategy for Future Research Activity

当初の経過通りに実験は進行している。使用動物もマウス、ラットを今後も使用していく。さらに臨床使用に近づけるためウサギの使用も計画している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 硬組織接着性多糖誘導体リン酸化プルランの開発2011

    • Author(s)
      高畑智宏
    • Organizer
      第40回日本脊椎脊髄病学会総会
    • Place of Presentation
      (東日本大震災のためWeb開催)
    • Year and Date
      20110421-20110509

URL: 

Published: 2013-06-26  

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