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2012 Fiscal Year Annual Research Report

骨折治癒におけるリコンビナント線維芽細胞増殖因子とビスホスフォネートの協調効果

Research Project

Project/Area Number 22591661
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

片岡 晶志  大分大学, 医学部, 准教授 (40301379)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywordsビスホスフォネート / リコンビナントヒト線維芽細胞増殖因子-2 / ハイドロゲル / 骨癒合 / 新生骨 / リモデリング / 骨強度
Research Abstract

骨折治癒遷延に対してリコンビナントヒト線維芽細胞増殖因子-2(rhFGF-2)の徐放性製剤を用いた治療法の開発を目指す。徐放担体としてハイドロゲルを用いてラット大腿骨骨折モデルにおいて検討する。軟X線撮影、病理組織学的検討ならびに力学的検討により治療効果を評価する。〈方法〉1.rhFGF-2+ハイドロゲルを投与したラット骨折モデルを2群作成する。(ラット各群15匹)
2.術後2週で1群にビスホスフォネートとしてZoledronic acid(0.1mg/kg)を皮下投与し,残りの群には生理食塩水を皮下投与する(ZA(+)群・C群).
3.術後6週で大腿骨を摘出し軟X線撮影、病理組織学的検討、生体力学的試験をおこない、ビスホスフォネートの強調効果について検討する。〈結果〉ビスホスフォネート群とコントロール群では骨癒合率に変化はなかった。(80%)しかしながら軟X線像では仮骨の大きさに有意差がみられた(ビスホスフォネート群>コントロール群)。また病理組織学的にはビスホスフォネート群では破骨細胞、骨芽細胞が乏しく、骨吸収されている部分も少なかった。力学的試験では有意差がなかった。〈考察〉これらの結果は、rhFGF-2+ハイドロゲルにさらにビスホスフォネートを投与することの効果は仮骨の大きさのみであり、骨癒合率、力学的問題に有意差がなかった。おもに骨髄内の骨密度増加に働き、皮質骨には影響が少ないことを考えれば、納得がいく結果であった。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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