2012 Fiscal Year Annual Research Report
変形性関節症の診断治療用の軟骨指向性多機能ナノプローブの開発
Project/Area Number |
22591686
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大橋 俊孝 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (50194262)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 圭一郎 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (80284058)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 関節 / 軟骨 / プロテオグリカン / 画像解析 / MRI / 造影剤 / X線 |
Research Abstract |
1)ウサギ膝関節におけるナノプローブの集積評価:2年度目に引き続きDOTA-GdをR8 に結合させたプローブ (DOTA-Gd-G2R8) を合成し、MRによる軟骨のイメージングを検討した。シグナル増強が得られるMR像が実際の軟骨層に一致するかは、撮影した断層像を同じサンプルの切片写真と比較する必要がある。また、同じ撮影断層を経時的に観察する必要もある。そのために、Ex vivoにおいて、ウサギ膝関節を固定し、造影剤やPBSを注入することができる装置を作製した。軟骨欠損関節を用い、造影剤注入後4時間までとPBS洗浄後24時間後まで観察を行った。その結果、関節軟骨層への造影剤の蓄積と除去の状況が詳しく確認できた。シグナルの変化が画像上で認められた部分は、切片化後サフラニンO染色された部分に良く一致した。以上の結果は、取りまとめられて、現在論文投稿中である。2)X線造影剤用プローブの分子設計:X線造影化を指向したヨウ素含有プローブの創生を試みた。X線撮像の感度を上げるためには、プローブ分子内のヨウ素元素含量を高めることが求められる。一方、MRで用いたR8は高分子量(分子量1270)であるため,発信号性の原子団の1分子あたりに占める信号量が問題と考えた。そこで我々は,R8に比べ低分子量かつ大量合成可能な関節軟骨の新規特異認識プローブの創出を考え、4-アミノブチル(e-アミノ)基を有するL-リジンであれば,そのα-カルボキシ基とε-アミノ基で縮合することで,R8に比べ低分子量でコンドロイチン硫酸のスルホ基を認識できると考え、蛍光ラベルe-リジンオリゴマーを合成し、ChS鎖への結合を評価した。e-リジンテトラマー、ペンタマーが良好な結合を示した。この新規軟骨プローブ分子については、PCT/JP2013/56974出願に至っている(出願日:平成25年3月13日)。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] RXR Partial Agonist CBt-PMN Exerts Therapeutic Effects on Type 2 Diabetes without the Side Effects of RXR Full Agonists2012
Author(s)
H Kakuta, N Yakushiji, R Shinozaki, F Ohsawa, S Yamada, Y Ohta, K Kawata, M Nakayama, M Hagaya, C Fujiwara, M Makishima, S Uno, A Tai, A Maehara, M Nakayama, T Oohashi, H Yasui, and Y Yoshikawa
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Journal Title
ACS Med. Chem. Lett.
Volume: 3
Pages: 427-432
Peer Reviewed
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