2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591687
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大月 孝志 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (10534802)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 圭一郎 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (80284058)
廣畑 聡 岡山大学, 国際センター, 准教授 (90332791)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 医療・福祉 / ヒアルロン酸 / アグリカナーゼ / 変形性関節症 / 細胞外マトリックス / ADAMTS / メカニカルストレス / 遺伝子 |
Research Abstract |
我々はヒアルロン酸(HA)による変形性関節炎(OA)早期病態でのアグリカナーゼ遺伝子の発現抑制メカニズムを解明するとともに変形性関節炎のアップストリーム治療薬としての可能性の追求を目的とし、以下の研究を実施した。 1.ラットOAモデルへのヒアルロン酸投与による関節破壊抑制効果の検討 ラットOAモデルの膝関節腔内にHAを投与し、関節軟骨保護効果をOARSIスコア測定により比較した。その結果ヒアルロン酸の分子量が300、800、2700kDaと大きくなるほど関節軟骨保護効果が大きいことを確認した。また主要な軟骨基質成分であるアグリカンの分解断端の減少を免疫組織染色により確認した。 2.炎症性サイトカイン刺激下でのメカニカルストレスのアグリカナーゼ発現への影響の検討 炎症性サイトカイン(IL-1beta、TNF-alpha)刺激条件下でメカニカルストレスを加えるとADAMTS4、5、MMP-13mRNA発現が有意に減少することを確認した。この作用には阻害剤を用いた解析からメカノリセプターが関与すること、細胞内シグナル因子としてカルシウムの関与があることを明らかにした。更にメカノセンサーであるTRPVファミリーの関与を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)