2012 Fiscal Year Annual Research Report
変形性関節症の関節変性と骨棘形成機構の解明-時間・組織特異的KOマウスによる解析
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22591695
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
中村 英一郎 産業医科大学, 医学部, 講師 (10412644)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 変形性関節症 / Cre-ER(T) / 骨棘 / Hedgehog |
Research Abstract |
本研究の目的は、変形性関節症にみられる関節変性と骨棘形成のメカニズムを解析することである。変形性関節症では関節裂隙の狭小化と骨棘形成は高齢者の退行変性所見としてよくみるものである。しかし、その形成メカニズムはほとんど解明されていない。本研究では、成長軟骨部位に発現し、かつ骨棘形成時にも発現がみられるindian hedgehog(Ihh)とIhhのシグナルを伝達する膜蛋白のsmoothened(Smo)の時間特異的、組織特異的なノックアウトマウスを用いて分子生物学的なアプローチによる関節変性と骨棘形成メカニズムの解析を試みている。H22年度は、軟骨特異的にCreが発現するcol.II/Cre-ER(T)マウスとすべての細胞にCreが発現するROSA/Cre-ER(T)マウスを用いてSmoの軟骨特異的コンディショナルノックアウトマウスとSmoの全組織コンディショナルノックアウトマウスを作成した。H23, 24年度は、Wild typeで膝関節の前十字靭帯(ACL)を切離し関節の不安定化を促すモデル、また、ACL切離+内側半月板切除(MM切除)のモデルを作成、さらに両方のモデル動物を餌と水を高所に置くことでストレス無く運動負荷をかける運動負荷モデルを作り関節の変性の程度を評価した。結果、2ヶ月後には関節面の軟骨変性と骨棘がみられ、4ヶ月後には変性の程度の増強を確認でき、ACL切離群 < ACL切離+MM切除群 < 運動負荷を追加した群の順に変性の程度の増強が見られた。さらにSmoのcKOマウスで上記4つのモデルを検討したところ、いずれのモデルでもWtと比較し骨棘形成の減少がみられ骨棘形成にはhegdghogシグナルが関与していることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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