2010 Fiscal Year Annual Research Report
麻酔科医のメンタルヘルスの現状と支援策に関する研究
Project/Area Number |
22591711
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
後藤 隆久 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (00256075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水谷 健司 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (00381525)
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Keywords | メンタルヘルス / 麻酔科学 |
Research Abstract |
本年度は、研究計画どおり、アンケートを行った。アンケート調査に際しては、日本麻酔科学会会員名簿から対象者を選ぶ必要があったので、日本麻酔科学会に問い合わせたところ、麻酔科学会との共同研究とするため、倫理委員会を通すことを求められたので、それを行い、承認された。対象者2500名のうちxxx名から回答を得た。アンケートの内容は、日本医師会の調査と同じ調査票を用い、麻酔科医の勤務状況、生活習慣(睡眠、飲酒、運動など)、メンタルヘルスに関する質問票(Quick Inventory of Depressive Symptomatology : QIDS-SR-16)の日本語版、健康支援策について調査した。さらに、麻酔科特有の質問、例えば外科系医師との関係は良好か、同僚のサポートはあるか、などを組み入れた。現在、結果を解析中である。 それとは別に、研究計画にのっとり、平成23年度の日本麻酔科学会学術集会、および日本臨床麻酔学会において、メンタルヘルスと職場環境改善のためのワークショップを開催させていただくべく、各学会長に申請し、双方とも認められた。日本麻酔科学会は平成23年5月20日に、臨床麻酔学会は11月4日にそれぞれ開催されることが決定している。 これら学会におけるワークショップの予行演習を兼ね、横浜市立大学麻酔科医局の大学病院および関連病院の管理職など50名を対象に、同様のワークショップを、平成22年12月23日に行い、スムーズに進行することができた。これのために、麻酔科を題材にした、グループディスカッション用のケースシナリオを3つ用意し、参加者の意見を入れて推敲する事ができた。平成23年度の2学会でのワークショップに用いる予定である。
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