2013 Fiscal Year Annual Research Report
脊髄虚血後のミクログリア活性化制御による神経保護効果に関する検討
Project/Area Number |
22591715
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
川口 昌彦 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60275328)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 聡己 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (50295789)
古家 仁 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (70183598)
瓦口 至孝 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (90433333)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 脊髄虚血 / ミクログリア / ミノサイクリン |
Research Abstract |
胸腹部大動脈瘤手術における脊髄保護策は、術後の対麻痺を回避するための重要な課題である。これまで、ナロキソンが脊髄虚血に有効であるという動物実験での報告があり、臨床で御適応されているが、現在実施されている、レミフェンタニルを中心とした麻酔管理におけるナロキソンの脊髄保護効果については明らかになっていない。 ウサギ脊髄虚血モデルを用いて、ナロキソンの脊髄保護作用について検討した。脊髄虚血は後腹膜アプローチにて腎動脈分岐直下で大動脈遮断を行う。耳動脈および大腿動脈にて血圧測定を行い、虚血の状態を確認する。麻酔は気管挿管したのち、臨床で頻用されるレミフェンタニル、プロポフォール麻酔とする。麻酔導入後に以下の4群に無作為に振り分けた:1)生食群、2)低用量ナロキソン群、3)高用量ナロキソン群、4)Sham群。各薬剤は虚血再還流1時間まで投与した。再還流7日目での、下肢運動機能、及び生存神経細胞数、白質での空泡化率を計測した。各群で麻酔深度がことなるため、血圧のコントロールなどの予備研究が必要であったため、予定より研究の終了が遅れたが、現在、ほぼ症例数が集まった状態である。最終的な解析を行い、その結果を発表していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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