2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591726
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
鈴木 明 浜松医科大学, 医学部附属病院, 特任講師 (30322142)
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Keywords | 呼吸音 / 可視化 |
Research Abstract |
1.研究内容 小児用胸壁聴診器を用い気管挿管患児の呼吸音を収集した。高品質の音信号を収集する事を目標とし研究を行った。 (1)胸壁聴診器に色々なタイプの小型マイクロホンを装着し音質を比較した。 (2)マイクロホン周囲に各種吸音材を配し手術室内の雑音の影響を軽減した。 (3)ベットサイドにおいて既存のソフトウェアを用い呼吸音をリアルタイムに解析しコンピュータースクリーン上に表示した。 (4)画像化するにあたり不要な周波数の除去を行った。 2.意義、重要性 23年度以降実施予定である複数呼吸音の比較のために、個々の呼吸音を高品位に収集することが重要で、ほぼ達成できたと考えている。 3.今後の計画 処理速度の速いコンピューターを導入し気管挿管下全身麻酔患児の左右2つの呼吸音を同時にリアルタイムで可視化する。そして、その画像を臨床医が観察し、複数呼吸音を比較する際、何を指標にすべきかを検討する。さらに、その指標がソフトウェアを用いて解析することが可能であるかを考察する予定である。
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