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2010 Fiscal Year Annual Research Report

希少糖の経口摂取による侵襲抑制効果の検討

Research Project

Project/Area Number 22591735
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

浅賀 健彦  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (30359921)

Keywords希少糖 / 腎虚血再潅 / 経口摂取
Research Abstract

本年度は予備実験を行う事を目的とし、まずは腎障害モデルで2段階の障害モデルの作成を行っている。
1.軽度腎障害モデル
背側からの後腹膜アプローチで右腎摘出後に左腎も同アプローチにより腎門部を45分クリップで虚血を行い作成している。虚血中の腎臓は体外とし生理食塩水ガーゼで覆い、温虚血とならないようにし24時間後の血中尿素窒素、クレアチニンは作それぞれ約35mg/dl、0.7mg/dlであった。
2.中等度障害モデル
軽度障害モデルと同様に後腹膜アプローチで右腎摘出後に虚血を行っている。軽度障害モデルとの違いは虚血時に腎臓を体内に戻し温虚血としていることである。その結果24時間後の血中尿素窒素、クレアチニンは作それぞれ約75mg/dl、2.0mg/dlであった。
上記の2障害モデルは安定したのでこれを用い希少糖の効果を検討することとした。
希少糖の投与方法の確立
今回のモデルは臨床的には術前術後の食事、水分摂取を想定したものなので、投与方法はエサ、水分に一定割合の希少糖を含有させ虚血前と虚血後に自由に摂取させることで検討することとした。しかしエサの摂取量はエサが破損しケージ内で散乱したりすることがあり不正確な為、希少糖の投与は水分摂取によるものとした。水分摂取量は8週齢200g前後のラットで50ml前後であり希少糖水溶液は1,25%、2.5%、5%で摂取量が約0.6g、1.3g、2.5gと安定したため、これらの濃度で決定した。投与期間であるが当初虚血前4週間行う予定であったが、48時間程度の摂取により十分に体内に取り込まれていることが判明、投与期間を2日にすることまでは確定している。
現在蒸留水と希少糖溶液との比較実験が可能なところまで完了している。

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Published: 2012-07-19  

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