2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591766
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大久保 和俊 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20511877)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 修 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90260611)
吉村 耕治 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40397542)
清水 洋祐 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00542094)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 膀胱癌 / 前立腺癌 |
Research Abstract |
本研究ではRap1とRalのGAPを介した、前立腺癌と膀胱癌の転移に関与する分子機序の検討を行った。具体的には、(1)SPA-1/Rap1シグナルの下流標的分子の同定、(2)膀胱癌を含む他の泌尿器癌の転移におけるSPA-1/Rap1シグナルの機能の検証、(3)SPA-1/Rap1経路とクロストークを有するRalGAP(Ralを負に制御する)/Ral経路の泌尿器癌における機能の検証、を行った。H24年度は主に前立腺癌におけるRalGAP経路の解析を行った。前立腺細胞株において、RalGAPα2発現量とRal活性化状態との関係を検討した結果、高悪性度株においてRalGAPα2の発現低下とRalの活性上昇を認めた。前立腺癌の臨床検体におけるRalGAPα2の免疫染色において、正常前立腺と比較して前立腺癌におけるRalGAPα2の有意な発現の低下がみられた。これらの結果より膀胱癌と同様に、RalGAPα2の発現低下が前立腺癌の浸潤転移に関係することが示唆された。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)