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2012 Fiscal Year Annual Research Report

前立腺癌細胞の生存・増殖・浸潤における放射線被爆間質細胞の役割とその制御機構

Research Project

Project/Area Number 22591770
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

魚住 二郎  佐賀大学, 医学部, 教授 (30223514)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 戸田 修二  佐賀大学, 医学部, 教授 (80188755)
徳田 雄治  佐賀大学, 医学部, 講師 (90315200)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords前立腺癌 / 放射線被曝線維芽細胞 / 脂肪細胞 / 増殖 / 浸潤
Research Abstract

前立腺癌細胞の生存・増殖・浸潤・遊走・転移巣形成における放射線被曝線維芽細胞や脂肪細胞の役割とその制御機構の解析を行った。
1)脂肪組織片、成熟脂肪細胞、脂肪組織由来間質線維芽細胞(ATSC)は、前立腺癌細胞(PC3株)の浸潤を促進する傾向がみられた。2)放射線被曝ATSCも、前立腺癌細胞(PC3株)の浸潤を促進する傾向がみられた。3)ATSCへの放射線照射の有無では、前立腺癌細胞(PC3株)の浸潤傾向に差はみられなかった。4)前立腺癌細胞(LNcap株)では、放射線被曝ATSCにより増殖が促進されたが、統計学的有意差は得られなかった。
これらの結果から、放射線治療後、残存した間質には、癌増殖、浸潤能を惹起するポテンシャルがあることが示唆された。
引き続き、膀胱癌細胞株についても同様の検討を行ったところ、5)表在性膀胱癌株(RT4)は、放射線照射ATSCにより増殖が抑制され、アポトーシスは促進された。6)一方、浸潤性膀胱癌株(EJ)は、放射線照射ATSCにより増殖は促進され、アポトーシスは抑制された。7)放射線照射ATSCは、尿路上皮癌のMAP kinase pathwayの発現を促進した。表在型、浸潤型尿路上皮癌により、MAP kinase pathwayの役割が異なることが示唆された。8)放射線照射ATSCと前立腺癌細胞株、膀胱癌細胞株との解析に実験が集中したため、当初予定していたcDNA microarrayによる網羅的遺伝子解析と候補遺伝子の蛋白やその阻害因子(抗体、siRNA)の投与実験、放射線被曝間質細胞誘導性の癌細胞の細胞動態の仲介因子の同定、放射線被曝線維芽細胞誘導性の癌細胞増殖・浸潤仲介因子TGFβ1の検討、癌細胞と放射線被爆あるいは非被爆間質細胞の組み合わせによるスキッドマウス(SCID mouse)への皮下移植実験は遂行できなかった。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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