2012 Fiscal Year Annual Research Report
シクロスポリン腎症に対するカルバミル化エリスロポイエチンの腎保護効果の研究
Project/Area Number |
22591806
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
矢澤 浩治 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40569109)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高原 史郎 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70179547)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | シクロスポリン腎症 / エリスロポイエチン / カルバミル化エリスロポイエチン |
Research Abstract |
低ナトリウム食飼育下の6週齢の雄性SDラットを4群に分類し、それぞれコントロール群、シクロスポリン(CsA)群、シクロスポリン+エリスロポエチン(EPO)群、シクロスポリン+カルバミル化エリスロポエチン(CEPO)群とした。ハーベストした腎組織のTUNEL染色を行うことにより、EPO/CEPOによるシクロスポリン腎症に対する抗アポトーシス効果を検討すると共に、Western blot法により組織におけるPI-3 kinase、Aktのリン酸化を検討し、EPO/CEPOによる抗アポトーシス効果のメカニズムを検討した。TUNEL染色を行い、アポトーシスについて評価したところ、CsA群ではControl群と比較し有意にTUNEL陽性細胞数は増加していた(Control群, 0.5 ± 0.4 cells /HPF, CsA群, 16.3 ± 7.4 cells /HPF)。一方、EPO/CEPO群では有意にアポトーシスは抑制されていた(EPO群, 6.6 ± 2.4 cells /HPF, CEPO群, 5.4 ± 1.7 cells /HPF)。アポトーシスに関連する因子として、生存シグナルであるPI3K、Akt経路についてWestern blotting法で検討したところ、CsA群に比較し、EPO/CEPO群ではPI3K、リン酸化Aktの発現が亢進していた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)