2013 Fiscal Year Annual Research Report
FIRSの診断と治療への応用を目的としたフリー・アクチビン測定法の開発
Project/Area Number |
22591816
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
安部 由美子 群馬大学, 保健学研究科, 准教授 (70261857)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | アクチビン / フォリスタチン / 羊膜細胞 / 絨毛膜羊膜炎 / FIRS |
Research Abstract |
FIRSは子宮内感染により生じた高サイトカイン環境のために胎児が炎症性多臓器障害を来した状態と考えられているが、その病態の詳細は不明である。一方、増殖因子activinについては炎症に関与するとの知見が蓄積されつつあり、私達は、グラム陰性桿菌菌体成分であるLPSと炎症性サイトカインTNF-αがヒト羊膜上皮培養細胞からのactivin A分泌を促進することを明らかにした(Abe Y, et al. Int J Endocrinol 2013. Abe Y, et al. J Endocrinol Invest 2013)。羊膜は無血管性の組織であり、培養細胞における結果は、羊膜炎においては羊膜上皮細胞から羊水中へのactivin A分泌が増加することを支持するものである。また、activinの結合蛋白質であるfollistatinとfollistatin-like 3については、TNF-α刺激によるmRNA発現増加は、activin A subunit mRNAの増加に比べ軽度であり、free activin Aが増加していることが考えられた。Activin Aとfollistatin、follistatin-like 3との結合において、follistatin、follistatin-like 3が結合する領域のactivin Aのアミノ酸配列が報告されている。このため、このアミノ酸配列から成る合成ペプチドを作製し、この合成ペプチドを用いて抗体を作製し、ELISAを組み立てた。このELISAで得られている感度は、TNF-α刺激下のヒト羊膜細胞培養上清中のactivin A濃度に相当するレベルであり、現在、感度の改善中である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Genome engineering of mammalian haploid embryonic stem cells using the Cas9/RNA system2013
Author(s)
Horii T, Morita S, Kimura M, Kobayashi R, Tamura D, Takahashi RU, Kimura H, Suetake I, Ohata H, Okamoto K, Tajima S, Ochiya T, Abe Y, Hatada I
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Journal Title
PeerJ
Volume: 1
Pages: e230
DOI
Peer Reviewed
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