2010 Fiscal Year Annual Research Report
脂肪細胞由来生理活性物質の子宮内膜機能への影響に関する研究
Project/Area Number |
22591829
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
河野 康志 大分大学, 医学部, 講師 (40274758)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楢原 久司 大分大学, 医学部, 教授 (60211447)
奈須 家栄 大分大学, 医学部, 准教授 (30274757)
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Keywords | 子宮内膜 / アディポサイトカイン / 着床 |
Research Abstract |
子官筋腫摘出時にインフォームドコンセントを得て子宮内膜を採取後、子官内膜組織を細切し、酵素(0.25%コラーゲナーゼ、100μg/ml DNase)で処理後、遠心ののち子宮内膜間質細胞を分離した。得られた細胞は10%胎児牛血清添加RPMI 1640で培養した。 培養細胞に対し、PARを活性化するトロンビンおよびPAR agonistを時間的、濃度的変化を加えて添加し、培養ののち、培養上清中のVEGF、MMP-1、-2、-9、さらにはinterleukin (IL)-8、growth-related oncogene (GRO) α、monocyte chemoattractant protein (MCP)-1等のケモカインやプロスタグランディンをELISA法(R&D Systems)で定量し検討した。これまでPARからの細胞内情報伝達系にはMAP kinaseが重要であることが示唆されている。従って、トロンビンおよびPAR agonistを時間的、濃度的変化を加えて添加し、刺激後のMAP kinaseのリン酸化をWestern innumoblot analysisにより解析した。 また、MAP kinaseカスケードの特異的な阻害剤を添加し、MAP kinaseの活性を抑制することで、VEGF、MMP-1、-2、-9、さらにはIL-8、GROα、MCP-1やプロスタグランディン等の産生に変化がみられた。
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Research Products
(2 results)