2012 Fiscal Year Annual Research Report
マウス腎被膜下移植法によるヒト子宮内膜癌の新しい実験モデルの作製とその応用
Project/Area Number |
22591847
|
Research Institution | 公益財団法人がん研究会 |
Principal Investigator |
加藤 一喜 公益財団法人がん研究会, 有明病院 婦人科, 医長 (80399451)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生水 真紀夫 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30226302)
三橋 暁 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40302541)
石川 博士 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70553973)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 子宮内膜癌 / エストロゲン / 腎被膜下移植 |
Research Abstract |
重症免疫不全マウスであるNOD/SCID IL-2R gamma null(NOG)マウスの腎被膜下に、子宮筋腫を移植する手技については、完全に確立した。 子宮内膜癌組織のNOD/SCID IL-2R gamma null(NOG)マウスの腎被膜下への移植については、内膜癌組織が腎被膜下になかなか生着しないことが最も大きな課題である。良性腫瘍である子宮筋腫組織がマウス腎被膜下に移植することが可能であり、なぜ悪性腫瘍の子宮内膜癌組織の移植が非常に困難であるのか、原因は分からないままである。内膜癌組織の大きさや組織片の個数を変えたりして移植を図っているが、生着しなかった。内膜癌組織を培養液中で一次培養を行った後にマウスの腎被膜下へ移植する実験も行ったが、生着しなかった。NOGマウスの腎被膜下への腫瘍移植を数多く手掛け、多数の研究論文を発表しているアメリカのノースウエスタン大学の研究者の意見を聞く機会があったが、やはりノースウエスタン大学の研究室でも子宮内膜癌組織のNOGマウスの腎被膜下への移植は困難であり、改善策が必要とのことであった。 子宮内膜癌(子宮体癌)患者のうち文書にて同意を得られた者から、手術にて得られた癌組織をストックしており、今後の研究のための材料の集積は着実に進んでいる。 本研究において集積した子宮内膜癌(子宮体癌)および卵巣癌の臨床データを用いて、論文発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(5 results)