2012 Fiscal Year Annual Research Report
インフルエンザ菌の感染性免疫寛容に伴う慢性炎症化機序の解明
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22591885
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
平野 隆 大分大学, 医学部, 講師 (20305056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 正志 大分大学, 医学部, 教授 (60211314)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 中耳炎 / インフルエンザ菌 / 慢性炎症 |
Research Abstract |
耳管閉塞およびインフルエンザ菌による慢性中耳炎症マウスモデルを用いて、中耳慢性炎症病態におけるIL-17産生T細胞の動態につき検討した。BALB/cマウスを用いて、中耳炎モデル作成後3日目、14日目、2ヶ月目に中耳貯留液、中耳粘膜および側頭骨を採取し、中耳貯留液中のIL-17濃度の測定、中耳粘膜下のリンパ球のフローサイトメトリーによる解析およびIL-17mRNAの発現につき解析を行った。鼓膜切開後に、経鼓膜的に生理食塩水にて中耳洗浄液を採取し、中耳洗浄液を遠心後に上清を分離、中耳洗浄液中のIL-17濃度をmouse IL-17 ELISA kitにて測定した。中耳粘膜組織における炎症反応を調べるため、マウス中耳粘膜を顕微鏡下にて粘膜を採取した後に、すべての中耳粘膜を1つの試料にまとめ、コラゲネース処置にて単核球を分離した. また、単核球よりRNAを抽出し、complemetary DNAを作成後に、IL-17A mRNAの表出についてリアルタイムRT-PCRを施行した。リアルタイムRT-PCRの評価は、内部標準である18リボゾーマルmRNAと中耳粘膜由来IL-17A mRNAの表出を、対照マウス中耳から採取した単核球を基準として、ΔΔCT法にて評価を行中耳粘膜において、Th17細胞およびIL-17産生γδT細胞の増加を急性期から慢性期に認め、中耳貯留液中のIL-17濃度においても2週間目から2ヶ月の慢性期に至るまで、明らかに対照群と差を認めた。中耳粘膜の単核球細胞のIL-17mRNAの表出も、対象群と比して明らかな強発現を認めた。中耳粘膜におけるTh17細胞やIL-17産生γδT細胞が中耳局所の慢性炎症に関与している事が推測された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)