2012 Fiscal Year Annual Research Report
アデノ随伴ウイルスベクターとギャラニン受容体1型による頭頸部癌遺伝子治療
Project/Area Number |
22591916
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
金沢 弘美 自治医科大学, 医学部, 助教 (40570643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水上 浩明 自治医科大学, 医学部, 准教授 (20311938)
金澤 丈治 自治医科大学, 医学部, 准教授 (20336374)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 遺伝子治療 / GALR1 / 癌抑制遺伝子 / 頭頸部癌 / AAV |
Research Abstract |
頭頸部癌は現在の治療では十分な治療効果が得られておらず,新たな治療法の開発が必要である.本研究はこれまで蓄積してきた基礎的知見を基にGALR1遺伝子を生体内に導入することによる新たな分子標的治療システムを開発することが目的である.GALR1は頭頸部癌においては癌抑制遺伝子考えられ,この抑制は頭頸部癌の発癌に大きく寄与するものと思われている.このためGALR1の治療用遺伝子としての作用が期待される.この一方で,臨床応用を考えた場合,いわゆるDrug Delivery system(DDS)が重要となる.今回の研究では頭頸部癌に対する癌抑制遺伝子としての効果が確認されたGALR1を頭頸部癌細胞にアデノ随伴ウイルスベクターを用いて導入し,GALR1の治療効果を確認するとともに臨床応用を視野に生体に導入可能なシステムを確立することを目的として以下の研究を行った. AAVベクターの頭頸部癌細胞への遺伝子導入効率の検討と最適化:AAVベクターの血清型別に頭頸部癌細胞に対する感染効率を比較したところAAV2型の感染効率が最も高く,頭頸部癌細胞に対するベクターとしては最適と考えられた. GALR1発現AAVベクターの構築と遺伝子導入,殺細胞効果の検討:GALR1発現AAVベクターを構築したところ,細胞周期停止は認められるもののアポトーシスの誘導は認めなかった.このため条件の設定を行ったが,無血清培地を用いた条件で有意な細胞増殖の抑制を認めた. GALR1の細胞増殖抑制効果の機序と解明:安定発現系と同様に,一過性発現系でも細胞増殖抑制効果は,主に細胞周期停止によるものと考えられた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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