2012 Fiscal Year Annual Research Report
Lymphatic chemotherapyによるリンパ節転移制御法の開発
Project/Area Number |
22591920
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
横山 純吉 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60312584)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 泰久 愛知県がんセンター(研究所), その他部局等, 研究員 (10261207)
大峡 慎一 順天堂大学, 医学部, 助教 (20549274)
池田 勝久 順天堂大学, 医学部, 教授 (70159614)
伊藤 伸 順天堂大学, 医学部, 助教 (80365577)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | リンパ管化学療法 / センチネルリンパ節 / 低侵襲治療 / ドラッグデリバリーシステム / targeting Chemotherapy |
Research Abstract |
研究要旨:頭頸部癌の最大の予後因子である転移リンパ節の制御にセンチネルリンパ節(SN)理論に基づくリンパ管を利用したlymphatic chemotherapy(LC)を頭頸部癌で確立し、低侵襲に、転移リンパ節に強力な治療効果を発揮する治療の実用化を目指した基礎研究である。ヌードマウスに口腔癌を作成後リポゾーム化したCDDPとADMを投与し、1週後血液、舌、リンパ節(頸部、縦隔、腋窩)の抗癌剤濃度を測定。血中濃度はコントロール群の11%で、リンパ節濃度は高濃度であった。SN理論に基づくTargetingChemothearpyの可能性が高い。目的:原発巣にリンパ指向性の高いリポゾーム化した抗癌剤を投与し、リンパ管経由で転移リンパ節を効率良く治療するDDSの確立。 研究方法:ヌードマウスに口腔癌KB cellを接種し、抗癌剤を局注した。コントロールとして従来のADMとCDDPを同量投与した。1週後血液、舌、リンパ節(頸部、縦隔、腋窩)のADM,CDDP濃度を測定。結果:血中濃度はコントロール群(15.8μg/ml)に比べリポゾーム群(1.73μg/ml)は有意に少なかった。舌癌濃度はそれぞれ0と0.3μg/g、頸部、腋窩、縦隔のリンパ節はコントロール群が全て0に対し、リポゾーム群はそれぞれ2.5,2.27、2.07μg/gと高濃度であった。ICG色素を舌癌に注入し、リンパ管とSNを確認した。大きな転移巣にリンパ管閉塞例があった。考察:リポゾーム化した薬剤はリンパ指向性が高く、血中濃度はコントロールに比べ低く、低侵襲治療が期待された。抗癌剤はSN理論に基づきリンパ管を経由でリンパ節転移巣に効率良く移行した。抗癌剤はリンパ節に長期間滞留し効果を発揮した。結論:リポゾーム化した薬剤の局所投与は、リンパ管経由で転移リンパ節に高濃度滞留した。低侵襲に転移リンパ節を制御できる可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)