2012 Fiscal Year Annual Research Report
FGF7 signalへの性ホルモンの作用とドライアイへの応用
Project/Area Number |
22591943
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
林 康人 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (70314953)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 裕一 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00116005)
小林 剛 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 寄附講座助教 (70380285)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | マイボーム腺 / 線維芽細胞増殖因子7 / 性ホルモン / ドライアイ / 遺伝子組換えマウス |
Research Abstract |
ドライアイは眼部の不快感をともない、その有病率は高いものでは30%を超えている。高齢の女性に多く、性ホルモンの関与が考えられているが、分子メカニズムの詳細は不明であった。 ヒト皮膚培養上皮細胞において、FGF7の下流で増殖に関わっているとされる、活性型ERKであるp-ERK(p42、p44)の発現量はFGF7刺激により15分後より亢進が見られるものの、生理活性が強いとされる17β-estradiolや 4,5α-Dihydrotestosterone(DHT)の前処理による、変化は観察できなかった。細胞増殖の検討では、17β-estradiol、Progesterone、DHTの3つの組みあわせで検討を行った結果、17β-estradiolと DHT前処理でFGF7刺激による細胞増殖の亢進がみられたのに対して、ProgesteroneではFGF7刺激による細胞増殖を抑制している結果が得られた。double FUCCI mouse の生直後の表皮層よりkeratinocyteを取り出して、CnT-07 medium 、collagen type1 coat で培養後、30% confluent の状態でsupplementを除去して 12時間のstarvationかけた状況下、Progesterone投与2時間後の、human FGF7(hFGF7:R&D 251KG/CF)の作用と、ProgesteroneとhFGF7を作成して、G0-G1期の細胞とS-G2-M期の細胞の比率を検討した結果、細胞増殖がProgesteroneで抑制できる結果を得たが、mAG-hGeminin (1/110)の蛍光発現量が少なく、mKO2-hCdt1 (30/120)の蛍光蛋白発現が強すぎるため、蛍光の漏れの影響が否定できず、明確な結果を得ることは難しかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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